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中島知久平をめぐる本

(準備中)

富嶽 上・下
  米本土を爆撃せよ
前間孝則 著
講談社文庫(1995/03) 品切れ
定価各600円+税
おすすめ度★★★★★
  
中島知久平の紹介で、この本を先頭にもってくるのは相応しくないかもしれませんが、あえて中島知久平の歴史的意味を考えるうえでは、「富嶽」を軸とした戦略思想に最も彼の特徴があらわれているように思えます。



さらば空中戦艦 富嶽
      幻のアメリカ本土大空襲
碇 義朗
光人社NF文庫(2002/02)
定価619円+税
おすすめ度★★★★★

 昭和17年末、中島知久平は不利な形勢に傾いている戦局を打開するには、日本本土から超大型爆撃機を発進させ、太平洋を横断してアメリカ本土を爆撃しるしかないと判断し、ひそかに大航続力をもつ爆撃機の研究をすすめる。それは、また彼の航空戦略理論の集大成でもあったかねての持論、「夫れ金剛級の戦艦一隻の費を以ってせば、優に三千の飛行機を製作し得べく、一艦隊の費を以ってせ能く数万台を得べし」を更に推し進め、「小型飛行機三万機をつくるより超大型機二百機をつくる方が生産上有利であり、大型機千機は小型機二十万機に相当する」と説き、東条首相や陸海軍の首脳を説得し、実現に踏み出すまでにこぎつける。
 その設計は、B29をはるかにしのぐ規模と性能で、あまりに重い機体を支える車輪は、離陸とともに半分落とし、アメリカ本土爆撃で爆弾、燃料ともに軽くなった機体で、同盟国ドイツに着陸するという構想のものであった。
 やがて、「富嶽」の開発は中止されるが、米本土攻撃の方針は風船爆弾という奇妙かつ大まじめな作戦に転換していく。(吉村昭『蚤と爆弾』参照)
参照ページ 前田哲男『戦略爆撃の思想』



中島知久平
 軍人、飛行機王、大臣の三つの人生を生きた男
高橋泰隆 著
日本経済評論社(2003/06)
定価 本体2,200円+税



日本の飛行機王 中島知久平
     日本航空界に一大先覚者の生涯
渡部一英 著
光人社NF文庫(1997/04)
定価933円+税
おすすめ度★★★★★



中島知久平と国政研究会 上・下
手島 仁 著 
みやま文庫(2007/10) 会員配布



飛行機王・中島知久平
豊田 穣 著
講談社文庫(1992/10) 品切れ 定価602円+税
おすすめ度★★★★★
 
  



中島飛行機物語
   ある航空技師の記録
前川 正男 著
光人社NF文庫(2000/05)
定価552円+税
  

中島戦闘機設計者の回想 戦闘機から「剣」へ−航空技術の闘い
青木邦弘 著
光人社NF文庫(2005/06)
定価590円+税



大谷地下軍需工場の青春
    中島飛行機・動員学徒の手記
平野  著
随想社(1995/06)
定価1,500円+税



中島飛行機の研究
高橋泰隆 著
日本経済評論社(1988/05)
定価2,500円+税



地下秘密工場
 第1軍需工廠・第11製造廠・中島飛行機淺川工場
斎藤 勉 著
のんぶる舎(1990/12)品切れ
定価1,456円+税



歴史のなかの中島飛行機
桂木洋三 著
グランプリ出版(20002/04) 定価1,800円+税
おすすめ度
 中島知久平の評伝に比べて、中島飛行機についての本がなかなかないことにこたえ、大正時代の典型的なベンチャー企業としてスタートした中島飛行機の足跡をたどる。







関連ページ

前田哲男『戦略爆撃の思想』
今、戦争をどう語るか  戦争における個人と組織
戦争にみる「個人」と「組織」・書籍リスト
戦争遺跡と廃墟の美学
渋川市戦没者地域別年度別表
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