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第四テーマ館 磔茂左衛門と沼田藩騒動
戦国のかおりが色濃くただよう
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真田氏の上田城ができるまで本拠地でもあった岩櫃城は、戦国時代の山城のなかでも数少ない名城のひとつである
といえます。壮大な天守閣をもつ後世の名城とは違いますが、安土城址に立ちその歴史を肌で感じた時と同じような興 奮をおぼえます。
草の者と呼ばれた真田の忍びが、沼田へ、上田へと一夜で駆け巡った姿が目に浮かんでくるようです。
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「上州の城」とタイトルをうたっていながら、前記の本などに比べると、城の構造や歴史に関する記述が意外と少なく『上州の諸藩 上・下』の補
巻のような性格の本です。もともと両著は一対の本なので当然かもしれません。 ![]()
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岩櫃山の麓の郷原から3〜4km倉渕村方向に向かった左側に、この「千人窟」があります。
ここから川一重隔てたところに手子丸の城があり、かつて北条氏に攻め取られてしまったことがありました。そのときの岩櫃城主、真田信幸は、
それを奪還しようと兵を分け、一手はこの千人窟の中に隠しておき、敵を誘い出して数倍の兵力の北条勢を打ち破ったとのことです。
実際にその場所へ行ってみるとこんな急な坂の上の狭いところにそんなに兵馬を隠しておけるか?と思うような場所ですが、とにかく真田氏が、
このような少数の兵で圧倒的多勢を誇る敵をを打ち破る話は数知れずあります。
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